画像はイメージですAI企業が服を売る時代、テック業界の自己表現はどう変わる
編集部2026/9/6 6:01:24
かつてテック業界のファッションといえば、スティーブ・ジョブズ氏が好んだ黒のタートルネックとジーンズという、飾り気のないスタイルが象徴でした。そこには、実用性を重視して製品そのものに注目させたいという創業者たちの意志が表れていたともいえます。
ところが今、その図式が変わりつつあります。オープンAIやパープレキシティ、アンソロピック、コヒアといった大手AI企業が、自社ブランドのアパレル製品を次々と販売し始めたのです。例えばパープレキシティは、コーデュロイの襟に「Curious(好奇心)」と記されたタグを付けた、生成り色の中綿ジャケットを135ドル(約2万1000円)で展開しています。また、背中に「The Material of Now」というメッセージをあしらった製品を世に送り出している企業もあるとのことです。
こうした動きは、企業イメージの伝え方の変化を示していると考えられます。従来はリーダー個人の装いがブランドを象徴していましたが、今は企業自体が衣服を通じて自らの理念や価値観を発信しようとしているのでしょう。製品そのものに込められた言葉や素材へのこだわりも、テック企業が自らのアイデンティティを表現する手段としてアパレルを捉えていることの表れとみることができます。
ただし、このような製品は、持っているAIモデルへの特別な思い入れがなければ手に取る機会はあまりないかもしれません。あくまで企業の世界観を共有するファンや業界関係者に向けた、一種のブランドコミュニケーショングッズとしての性格が強いように思われます。
テック業界の自己表現が、「着る人」から「着せる企業」へと移り変わる中で、アパレルはどのような役割を担っていくのでしょうか。AI企業たちの新しいブランド戦略として、今後も注目を集めそうです。
引用元: CNN.co.jp
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