
高市政権初の内閣改造 林氏の去就焦点
編集部2026/9/16 20:15:18
高市総理大臣は16日、自民党の新たな執行部を発足させ、17日には政権発足後初めてとなる内閣改造に踏み切ります。政権を支えてきた主要メンバーはおおむね維持される方向で、最大の焦点は、昨年の総裁選で高市氏と党の座を争った林芳正総務大臣の処遇です。
今回の改造で目玉の一つとなるのが、連立を組む日本維新の会からの初入閣です。16日に行われた党首会談で、高市氏から維新側へ入閣が正式に打診され、吉村代表がこれを受け入れたと伝えられています。維新からは中司前幹事長の起用が調整されており、規制改革や行政改革を担うポストが有力視されています。また、参議院自民党からは古川俊治参院議員の入閣も検討されていることが分かりました。
党の役員人事もほぼ固まりました。麻生副総裁、鈴木幹事長、小林政調会長、西村選対委員長、鈴木広報本部長は留任し、総務会長には梶山国対委員長が就任、その後任には村井元官房副長官が充てられます。参議院側では、高市氏との溝が指摘されてきた石井参院幹事長が青木議運委員長に交代する形となり、高市氏は参議院の役員人事権は自身にはなく、参院会長が決めたものだと説明しています。
内閣では、木原官房長官、片山財務大臣、茂木外務大臣、小泉防衛大臣といった政権の骨格が留任する見通しです。昨年の総裁選で争った顔ぶれのうち、複数が政権内や党役員に残る一方、ただ一人として去就が見通せないのが林氏です。
林氏は総裁選で敗れた直後、地方を回れる役職であれば引き受けるとの考えを周囲に示し、地方行政を所管する総務大臣に就任して以降、全国26の道府県を訪問してきました。本人は自らの進退について、総理の専権事項だとした上で、どのような立場になっても地域の仕事は続けていきたいと述べ、個別の人事には言及を避けています。
林氏が再任されれば、高市氏は総裁選を争った相手を政権内に抱え込む形になります。一方、閣外に出れば、林氏は制約の少ない立場から発言できるようになります。今回の人事について、高市氏の側近の一人は「革命だ」と表現しているといい、来年9月の総裁選を見据えた布陣との見方も出ています。17日、閣僚の全容が明らかになる見通しです。
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