
タイの豪邸に特殊詐欺拠点 日本人ら14人拘束
編集部2026/9/17 18:15:17
タイで、特殊詐欺に関与したとみられる日本人を含む14人が拘束されました。バンコク中心部から車で30分ほどの場所にある豪華な住宅が摘発されたもので、拘束されたのは日本人4人と、さまざまな地域から集まったとみられる10人です。
この住宅は、まるで宮殿を思わせる造りで、賃料は月およそ400万円。地元当局によりますと、1年ほど前から借りられ、数カ月前から活動が始まっていたとみられます。これまでの詐欺拠点で見られたような、逃げられないようにする監禁や拷問の痕跡はなく、実際にカジノを楽しんでいた様子もうかがえます。一方で、部屋からは警察官の制服のような上着や偽の警察手帳が見つかり、日本語が書かれたブースが並んでいたということです。
手口は日本語のマニュアルとしてまとめられていました。まず郵便事業者を装って住所と氏名を確認し、その名義で送られた荷物が違法なものだったなどと偽って不安をあおります。相手が信じ込んだところで警察官になりすました人物に替わり、潔白を証明するには送金が必要だと金銭を要求する流れです。通話に臨場感を出すため、接続されていないキーボードを叩く演出まで指示されていたといいます。タイ警察入国管理局によりますと、中国人と台湾出身者が主導的な立場にあり、日本人をグループに入れて日本へ電話をかけさせていたとみられ、カンボジアのポイペトと同様の仕組みだと説明されています。
背景には、東南アジア各国で進む詐欺拠点の摘発があります。タイとの国境にあるカンボジアのポイペトでは、これまでに外国人2000人以上が特殊詐欺で摘発され、去年5月には日本人29人が拘束されました。ミャンマーのミャワディ周辺でも大規模な摘発が続き、軍がKKパークと呼ばれる拠点を強襲。日本人を含む1万人以上が保護や拘束の対象となり、600を超える建物が解体されました。こうした動きで犯罪組織は拠点の移転を迫られ、タイ政府も周辺国の詐欺拠点から相当数の関係者が入国してきたことを確認しています。
今回の豪邸も、そうした組織の新たな拠点だった可能性が指摘されています。タイ警察関係者は、これまでの厳しい環境ではかけ子が使い捨てられ、すぐ逃げ出されることもあったため、こうした良い職場が生まれているのではないかと話しています。読者にとっては、郵便事業者や警察官を名乗る電話で送金を求められる手口が依然として使われている点に注意が必要です。心当たりのない連絡を受けた場合は、一人で判断せず、警察の相談窓口などに確認することが大切です。
この記事はAIが要約・編集しています。



