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南鳥島沖6000m、国産レアアース採掘に前進

編集部2026/9/19 18:01:16
東京から約1900キロ離れた南鳥島の周辺海域で、国産レアアースを海底から取り出す試みが進んでいます。地球深部探査船「ちきゅう」は今年2月、水深およそ6000メートルの海底を掘削し、レアアースを含む泥50トンをくみ上げることに成功しました。船底からの高さ130メートル、全長210メートルという巨大な船で、10メートルのドリルパイプを約600本つなぎ合わせて深海まで届かせ、海底の泥を海水と混ぜて吸い上げやすくする仕組みを用いています。採掘中は船底に設けた6基のスクリューで位置を保ち、泥を連続して引き上げたということです。 レアアースは電気自動車やスマートフォン、防衛関連など幅広いハイテク製品に欠かせない資源ですが、生産、とりわけ精錬の工程は中国がほぼ独占している状態が続いています。中国は今年に入って日本企業を対象とした輸出規制を相次いで打ち出し、6月には規制のリストに新たに20社を追加しました。一連の動きは昨年秋の政府首脳の発言への対抗措置とみられており、今も続いています。こうした状況が、国産資源への期待を高めている背景にあります。 今回採取された泥に含まれるレアアースは、希少価値が高いとされる中・重レアアースが半分以上を占め、なかでも半導体の製造装置などに使われるイットリウムが全体の約3割と最も多く含まれていました。イットリウムの価格は中国が規制を強めた時期に急上昇しており、供給を左右する影響力の大きさがうかがえます。 海底のレアアース泥は、死んだ魚の骨などに海水中のレアアースが取り込まれてできたとされ、陸上の鉱石に比べて放射性物質や有害物質がほとんど検出されない点が特徴です。内モンゴル自治区にある大規模鉱山のように、地表近くで安く採掘できる鉱石は、精錬の過程で多量の廃棄物や放射性物質を伴うため、環境規制の厳しい日本への持ち込みは難しいとされています。海底の泥はこうした制約が少なく、日本などでも精錬できる可能性があるとされます。 今後の見通しとしては、2027年2月に南鳥島周辺で約1カ月間の本格的な採掘試験が予定され、1日あたり350トンまで規模を拡大します。来年はくみ上げた泥を南鳥島に運んで脱水処理し、本土へ送ったうえで、分離・精製・製錬までの一連の工程を検証する計画です。2028年3月までに、コスト面を含めて産業化が可能かどうかを総合的に評価することになっています。 資源量そのものは豊富とされる一方、政府は国内需要のすべてを自給するのではなく、特定の国への依存度を下げる手段の一つとして位置づけ、リサイクルや調達先の多角化と組み合わせる考えを示しています。深海からの採取が実際に産業として成り立つかどうかが、今後の焦点となります。

引用元: ANNnewsCH テレビ朝日(YouTube)

この記事はAIが要約・編集しています。

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