
那珂川女性殺害事件、ネパール国籍の男女3人を逮捕 交際関係のもつれが背景か
編集部2026/9/8 16:15:14
先月19日、福岡市を流れる那珂川で、日本語学校に通っていたネパール国籍のラジバンシ・ラクスミさん(25)が遺体で見つかった事件で、警察は8日、同国籍の男女3人を殺人容疑で逮捕しました。事件は、複雑な人間関係を背景に発生した疑いがあるとみられています。
逮捕されたのはタマン・サンズ容疑者(28)ら男女3人です。サンズ容疑者は被害者の交際相手の男性と同居していた人物で、その男性は事件当時、ラクスミさんと交際関係にありました。残る2人はサンズ容疑者の同郷の知人で、それぞれサンズ容疑者と同じ職場だった時期がある女性と、その女性の交際相手だった男性とみられています。
ラクスミさんの頭部には外傷があり、首には絞められた痕跡が残っていました。司法解剖の結果、肺から水が検出されたことなどから、警察は拉致された際の暴行の後も生存しており、川で溺死したとみています。また、複数回の暴行を受けた後、自室がある3階のベランダから落とされ、その後川に流された可能性があるとしていますが、現場周辺に血痕が少ないことなど不明な点も残ります。
ラクスミさんの両親は取材に応じ、「とても良い娘だった」「彼女だけが頼りだった」と話し、事件の真相解明を求めています。家族によると、ラクスミさんは今年1月ごろ、サンズ容疑者から暴力を受けたとして交番に相談し、その後引っ越していたといいます。しかしサンズ容疑者はルームメートを通じてラクスミさんの在宅時間を探ることもあったとされます。
逮捕された3人の認否は明らかにされていません。警察は、暴行と遺棄の実行役とみられる人物だけでなく、残る2人についても共謀の上での殺人罪にあたるとして立証を進める方針です。被害者は今月11日にネパールへ帰国する予定だったといい、家族は事件の全容解明を訴えています。
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