
サウジ原油輸送管が停止 イラクから無人機攻撃
編集部2026/9/12 20:01:06
サウジアラビアのエネルギー省は11日、ペルシャ湾から紅海へ原油を運ぶパイプラインが攻撃を受け、予防措置として稼働を停止したと発表しました。攻撃があったのは10日で、複数の負傷者が出たということです。日本の読者にとっては遠い地域の出来事に見えますが、原油の輸送ルートが狙われたという点で、エネルギー価格や物流に影響が及ぶ可能性のある案件です。
サウジアラビアの外務省によりますと、攻撃にはイラクから飛来した複数の無人機が使われたとされています。イラク国内の親イラン組織が関与している可能性が指摘されていますが、現時点で犯行声明などが出ているわけではなく、関係者の特定は今後の捜査を待つ状況です。
一方、イラク政府はこの攻撃について捜査を開始しました。ロイター通信によりますと、イランとの国境にある検問所を閉鎖したということです。越境ルートの封鎖は、攻撃に使われたとされる無人機の経路を断つ狙いがあるとみられますが、公式に目的が説明されているわけではありません。
今回停止したパイプラインは、封鎖が続くとされるホルムズ海峡を避けて原油を輸送できる代替ルートとして、近年その重要性が増していました。その代替手段が止まったことで、輸送の選択肢はさらに狭まることになります。稼働再開の時期は示されておらず、復旧の見通しはまだ見えていません。
背景には、中東情勢の緊張の高まりがあります。こうした情勢は原油価格や海上輸送の保険料、企業の調達コストに跳ね返りやすく、日本も原油の多くをこの地域からの輸入に頼っています。投資や事業判断の場面では、価格の変動だけでなく、輸送ルートそのもののリスクを意識しておく必要がありそうです。
引用元: テレ東BIZ(YouTube)
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