画像はイメージですAI生成の料理写真、なぜ違和感を生むのか
編集部2026/9/13 6:15:15
米ロサンゼルスのハリウッドで開かれているナイトマーケットで、屋台のメニューに使われた料理写真が話題になっています。山盛りのフライドポテト、タキートス、スムージーなどが並ぶ写真は一見すると本物の料理のように見えますが、よく見ると「完璧すぎる」仕上がりになっているといいます。
8月下旬にこの市場を訪れたロサンゼルス在住のアダエゼ・オネジェメさん(28)は、写真の料理について、表面がゴムのような質感に見えたと語りました。チキンナゲットが自分が普段食べている料理のようには見えず、違和感を覚えたということです。広告営業の仕事をしているオネジェメさんは、こうした画像が実際の商品と結びつかない点に注目しています。
人が抱くこの種の違和感は、しばしば「不気味の谷」と呼ばれる現象と重なります。人工的に作られたものが本物に近づくほど、わずかな不自然さがかえって強く意識され、受け入れにくく感じられるという考え方です。生成された料理写真の場合、光沢や湯気、食材の質感などが現実の食事と微妙にずれることで、見る人の記憶にある「いつもの料理」と一致しなくなるのかもしれません。
飲食店にとって、メニュー写真は来店のきっかけを作る重要な要素です。だからこそ、実物とかけ離れた画像は期待とのずれを生み、店への信頼にも関わりかねません。生成技術そのものを否定する声ばかりではなく、実際に提供する料理をどう正しく伝えるかが問われているといえます。
AIによる画像生成は今後も身近になっていくとみられます。読者としては、目にする写真が本物なのか生成されたものなのかを一度立ち止まって確かめる習慣が、これまで以上に大切になりそうです。
引用元: CNN.co.jp
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